おはようございます。
昨日の続きの二日目です。お昼を国頭港食堂という、国頭村にあるとっても美味しいお魚の食堂で頂いた後は、ひたすら南に下り首里城に行ってきました。
首里城は2019年に大火災に遭い、殆ど燃えてしまっています。その年の那覇マラソンを走っていながら、首里城は訪れていませんでした(;゚ロ゚)本当にうっかりです。帰ってきてから行ったの?と聞かれたときに気づいたくらいでした。
でも、訪れてみてわかりました。直後のあの時では無理でした。
門をくぐると……
なくなっているのです、朱色の広場も。知ってはいたけれど、わかってはおらず、あまりのショックに最初は息を呑みました。
まわりの仮設廻廊を歩きながら、燃えた跡地を見ていると涙が流れてきてだんだん胸が苦しくなって来ました。人がたくさんいるので抑え気味にしましたが、号泣に近いくらい涙が出て胸が苦しくなってしまいます。
痛いという表現でいいのでしょうか。いたくるしい。一体何の涙か自分でも戸惑いました。
龍神様もボロボロに。
こんこんと泣き果たし、冷静になってから跡地をずっと歩いてみました。
それでも生き残っているウガンジュ(お祈りを捧げる場所)。
淡々と日々は過ぎ去っていた今に戻ってみると、首里城自体はまだまだ姿が現れるのは先でであるものの、たくさんの希望に包まれていました。
燃えたのだから、痛みはあるのは当たり前で、それを痛みだと感じ苦しくなるのは人間のマインドの成せる技かもしれません。
本当は、真新しく生まれ変わるための、単なる儀式だったのではないかな。帰ってきた今は、そう思っています。
沖縄という中山という島国特有の歴史を刻んできた首里城、戦中には大本営の拠点になり、本当に数多続いてきた人間の策略、謀略を見届けてきた朱のグスクは携えてきたそれすら愛であった記憶を、一度ここで天に返したのではないのかな。そんな風に妄想し、自分でそれを終わらせたかったのか、と勝手に感じていました。
本当のことはわからない。
最近テレビ番組、ケンミンショーで覚えた大阪弁を使って締めくくりたいと思います。
しらんけど。
冷たいようで、最高に暖かいんじゃないかな。