の・ようなもの…＠財布

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今日は一昨日あったことを書きたいと思います。

それは…高専図書館の勤務を終えた20時過ぎ。

夕飯の仕上げをまだ終えていなかった私は、帰路を急ごうと、校舎の反対側から来るいかにもな自転車乗りのお二人の進路を豪速漕ぎで制し、正門を通り抜けていました。

右視界にカップルを認めると、しばらくしてカップルが来た方向のその足元に黒いぐにゃっと曲がったものが。そのモノグラムの模様を見て。

あっ財布落ちてんじゃんっ。と反応。

ウィリーしそうに自転車を止め、カップルが駆け寄ってきたので、「財布違う？？」と聞いてみると。「違います。」と一言。

あ…。もしかして拾って届けようとしてたのかも！？なんだ、急いでいるから任せてしまえばよかったな…( ;∀;)　と、ふと心にのぼりました。

そんなこと言ってももうカップルは去ったので、しかたなく財布を拾うと。特殊学級に通っている子が落としたらしく、SOSカードに学校名と名前が記してありました。

落とした子は、もう帰宅して困っているかもしれないし、と思い。学校に連絡をすると…。電話口に出た先生は、自宅の番号が書いていないか訪ねてきました。

えっ？？お礼の一言でも言って生徒にまず電話して、ここまで取りに来てくれるものと思っていた私には意外な答えでした💦そこまではしないのか。

め、めんどくさいのか？？いや、私もめんどくさいよ。

しかも電話を置いて話している声が丸聞こえ…。さすがに持ってきてくださいって言えるわけないだろー！！というセリフも聞こえてきて。

いや、自転車だから。そこまでどんなに急いでも１５分か２０分はかかるし、丘一つ超えないといけないし、この時間からトレーニングみたいなことしたくない…。来て。学校の車で。来て。それなら１０分だから。待つから。と、心で会話をしていました。

次に電話口に出た時に、そのまま伝えると。さすがにこちらから届けるというのは本当に申し訳ないので…と恐縮。タクシーで来ると言うので、そりゃ公費をそんなことに使うのはもっともったいないから、車で買い物がてら届ける！！となぜか頑張ってしまいました。

なんだったんだろ？？タクシー代なんてせいぜい２０００円程度。無駄遣いしている公費なんて比じゃないのに…。ちょっとした住民の善意でよくなるならそれを選べばいい。という気持ちなんだろうけど。

頑張りすぎの真面目人間。平成の石部金吉。自分でもきもい。

そんなこんなで、じゃあ、待っています。と電話を切ってしばらくすると…。

財布を落とした本人と思われる子が、自転車に乗りながらうろうろと道を探し物をしてるような素振りで来ました。「もしかして、財布落とした？？」と聞くと、こっくりとうなづいた。

えーーー？？なんだよー！あと１０分早く来なよーーー(‘Д’)

「あっ、ばかばか！！(ほんとに思わず言っちゃった)先生に電話しちゃったよ！ちょっともう一回電話するから、出てね！」と急いで電話して、事情を話して彼に電話口に出て貰い事無きをえました…。

そして、そんな間にその場所になぜいたのかわからないけど、私が天使だと思っている方に会えて…。すわ、祝福かっ！！

そんなこんなしてもう一回電話に出ると、最初に応対してくれた時とは別人のように感謝を述べていて。なんとなく、別に私が拾わなければこんな面倒にもならなかったかも…。と感じていたのでかえって恐縮してしまったのでした。

電話を切ると、彼が。今日は、ありがとうございました。と一言。

うん。気をつけてね。と私も返してその場を後にしました。

その２０分後。

なんだかなー、と買い物を済まそうと。。。その時。

やばっっ。財布。忘れている(*´ω｀*)

そう。あれは違う意味でメッセージでした。

うん。気をつけてね。気をつけてね。気をつけてね。彼に伝えた言葉が耳の奥で、リフレイン。

なんのことはない。気をつけなきゃいけないのは、私でした…。

面白い一日だったな。と。

結局その日はパートナーにこのネタを披露するために、飲みに行ってしまいました。とほほ。

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