今度は、最近起きた事です。
その日の夕方、電車内で読んでいた本に、まるでその日あったことの答え合わせのような内容が書いてあったのが印象的でした。
その日
少し遠い所まで行かなきゃならない用事がありました。預かり物を所定の位置に設置する手筈で、友人と二人でそこまで行きました。
持っているものはそれぞれで、各々の位置に置いてくるものでした。でも、どういう訳か、私が持ってきたモノがどうしても二つだけ見つからなくなってしまいました。
友人は知るわけもなく。
思い浮かんだのは、その前にそれを触っていた人がいたことでした。
あ、もしかしたらあの人が触っていたから、あの人が持っているかもしれない。と友人に言うと。
友人に…あの人が持って行ってしまったの?と聞かれ、あの人の事が好きではない友人の本心が透けて見えました。
あの人が持って行ってしまったかどうかは、彼女と随分と短い期間の付き合いしか無い中でしたが、全く問題にならないのはわかっていました。
ずっと探していた所から目線を外して、友人に話しかける前に、たとえこの二つが無くて私が二度手間になったしてもあの人のせいではないし、その意味で私とあの人を信頼する。と決めました。
そして、
あの人が触っていたのを見ていたけど、持っていったかどうかはわからないよ。と、答えてから目線を元の位置に戻すと…
ずっと探していた二つのモノは、一番上に綺麗に揃っていました。
ほんの数秒の出来事でした。
なかったのは確かでした。重なってないか一つ一つ確認し、裏表も確認していたから、急に現れたとしか言い様がなかったのですが。
急に現れるというのは3次元では不思議なことになるので、友人にはあった!あった!とだけ言っておきました。
その日の帰りの電車内で読んだ文章に、目が釘付けになり…。大事な手帳をなくした著者の記述でした。
「それによると、僕の手帳はどこにも行ってはおらず、僕の部屋にちゃんとあり続けているとのこと。ただし、この僕のタイムライン上にではなく別の次元に入り込んでいるため、通常の次元で見た部屋の中には見つからないのだそうだ。では、どうすれば手帳を取り戻せるのかというと、何でも僕が使命を全うして僕のタイムラインと手帳のタイムラインが重なったとき、手帳は僕の部屋の中に忽然と現れてくるとか。」
状況が類似していました。
自分と同様に、相手も同じく信頼すると決めたことがここでいう 使命の全う というものかもしれない…。
まだまだあった低い意識を上げるための、大事な協力者達。
信頼するためには、正直であること。勝手に曲げてしまうことなく、全てにおいて自由を許し合うこと。
本当の意味で、出来ているか⁇試されたのかもしれませんでした。
常にともにいてくれて、ありがとう。